【リペア業界の話①】「世界のリペア業界」と「日本のリペア業界」の違いについて

モホーク社のリペアスクール風景 DIY
アメリカのリペア業界は日本のリペア業界と違い家具補修市場が規模として圧倒的に大きいです

この記事は、住宅業界(工務店、ハウスメーカー、建材メーカー、家具メーカー)の方、補修業界(住宅のフローリング補修などを行う補修業者・補修屋さん)の方、家具業界(家具製造メーカー、家具修理業者)の方など「住宅や家具の傷補修に関わる職種の方」向けの記事となります。

しんじ
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弊社、株式会社ホームボディは

家具・フローリング補修材の世界シェアNo.1メーカーである米国モホーク社の日本国正規販売代理店として、日本国内だけでなく海外のリペア業界・リペア市場についても把握しています♪

アメリカやヨーロッパを中心として世界各国には100年以上前から、家具補修や住宅内装補修を生業とする「補修業者」が存在していました。

日本では木質フローリングや洋風建築・家具が普及し始めた1980年代後半頃から「補修業者」「補修屋さん」と呼ばれる人たちが徐々に増えてきたので、歴史としては30~40年くらいです。

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【リペア業界の話】欧米のリペア業界の成り立ち

世界的にも有名な補修材メーカーは2社存在しています。

アメリカ「モホーク社(Mohawk Finishing Products Inc.)」とドイツ「ケーニッヒ社(Konig Co.)」です。

しんじ
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モホーク社の補修材売上高が年間約60億円以上(2023年現在)、ケーニッヒ社が約10億円以上(2023年現在)と、この2社で全世界の住宅内装・家具用補修材市場をほとんど占有しています。

モホーク社が家具用補修材及び塗料メーカーとして創業したのが1948年ケーニッヒ社が家具用補修材メーカーとして創業したのが1892年と、とても長い歴史を誇っています。

モホーク社補修材の主要な販売先は「家具工場」「家具小売店」「家具補修業者」で、家具の製造から販売・運搬・設置・使用時に発生した傷を補修する目的のために使用されています。
ちなみにモホーク社の本社および工場はアメリカ・ノースキャロライナ州のヒッコリーという街にあり、この街は「家具の街」として知られており多くの有名な家具メーカーの工場の集積地でもあります。

ケーニッヒ社補修材の主要な販売先も同様に「家具工場」「家具小売店」「家具補修業者」で、マイスター制度の発達しているドイツでは各家庭や商業施設・公共施設に置いてある歴史のあるアンティーク家具なども、しっかりと補修して使い続けていこうという文化も醸成されています。

このようにアメリカ・ドイツを中心とした海外のリペア業界は傷ついた家具を補修するという目的を基に成長してきました。

しんじ
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日本のリペア業界の市場規模は、フローリング補修などの住宅内装補修の方が市場規模大きいですが、欧米のリペア業界の市場規模は圧倒的に家具の補修市場の方が大きいんです。

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【リペア業界の話】日本のリペア業界の成り立ち

かたや日本のリペア業界を見てみましょう。

1980年代後半頃に、モホーク社ケーニッヒ社の補修材が日本市場に流通し始めました。

この頃は、海外と同様に「家具用補修材」として販売を開始したようですが、あまり普及しなかったようです。

この傾向は現在も同様で家具の「修理業者さん」「補修業者さん(補修屋さん)」は日本にもありますが、アメリカやドイツのリペア業界ほどの規模ではありません。

日本のリペア市場では、モホーク社やケーニッヒ社の補修材料をフローリングなどの「住宅内装についた傷を補修する」目的に使用する事で発展するようになりました。

しんじ
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これは日本の生活様式である「靴を脱いで家で生活する文化」と海外の「土足のまま家で生活する文化」の違いも大きいと思われます。
靴を脱いで生活しているとフローリングのちょっとした傷も気になりますよね。

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【リペア業界の話】日本のリペア業界の特異性

日本のリペア業界では最も市場規模の大きい「住宅補修市場(フローリング・建具・ドアなどを補修)」について、話していきます。

住宅のフローリング・建具など内装建材の傷を補修するために補修材料を一番多く使用する場面は、
住宅施工時でもなく、入居した後でもなく「住宅が完成して、住宅を購入したオーナーさんに家を引き渡す前」です。

しんじ
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戸建住宅やマンションを購入した事のある方なら経験したと思いますが、
引渡し前に「施主検査」という名目で購入した家に不具合がないかチェックする日が設けられてていたと思います。

日本では、この「施主検査」の前に、販売者であるハウスメーカーさんや工務店さんが補修業者に依頼をして、フローリングなどの住宅内装に付いてしまった傷を補修するようになりました。

しんじ
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皆さん数千万円~1億円以上のお金を出して購入した家ですから、住む前にフローリングなどの内装材にちょっとでも傷が付いていて、それを施主検査で発見すると「部材交換・取り換え・張替」などを要求されるケースが多いです。
なので、その前に補修してしまおうという事です。

ちょっとずるいと思われるかもしれませんが、既に施工してしまったフローリングや建具を取り外してもう一度交換したり・施工しなおすのは大きな追加費用と時間を要してしまうため、それを行わないで済むように補修してしまうという事です。

しんじ
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海外と違う、日本のリペア業界の発展の仕方の特異性がお分かりいただけましたか?
住宅引渡し前に大きなトラブル・クレームにならないために、「補修」を行う需要が高いという事です。

次回【リペア業界の話②】「日本のリペア業界」の特異性についてでは、更に掘り下げてお話ししていきますので、是非ご覧ください。

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