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大理石の汚れ落としに関して、結論から言いますと
「吸水率の高い素材=汚れも染みこみやすい」ので、吸水率の高い素材になればなるほど汚れが落としづらいので事前の防汚対策が必要で、
「吸水率がほぼゼロに近い素材=汚れは染みこまない」ので、特に事前の対策はせずに汚れが付いた時になるべく早めに汚れ落としするだけでOKです(人工大理石メーカーの耐汚染性データではカレー粉、油性ペン、髪染めなどは汚れ落としづらいので、できるだけ早めの汚れ落としが必要です)。
【大理石の汚れ落とし】大理石の種類と吸水率&汚れの関係
天然大理石:吸水率が高いため汚れも染みこみやすいです。また酸性洗剤やアルカリ洗剤は大理石素材を侵す恐れが高いため事前のコーティングをおすすめします。特にライムストーンやトラバーチンなど多孔質の大理石は汚れが染みこみやすいので新設の状態でのMS511浸透性シリコンコーテイングを使用して汚れ防止コーティングがおすすめです。
人造大理石:製品により吸水率が大幅に違いますので、メーカーや施工店に確認して吸水率が1.0%以上あるような素材であれば、新設の状態でのMS511浸透性シリコンコーテイングを使用して汚れ防止コーティングする事をおすすめします。
人工大理石:吸水率はゼロに近いのでコーティングは必要ありません。但し下記に説明しますがカレー粉・油性マジック・髪染めなどの汚れは染みになりやすいので放置せずにMS511クリーン&リコートを使用して汚れ落とししましょう。
目地剤:大理石の目地剤にセメント系目地剤を使用している場合は、天然・人造・人工いずれの場合も目地剤のコーティングはMS511浸透性シリコンコーテイングでした方が良いです。セメント系目地剤は吸水率が高いので汚れ防止コーティングしておかないと白い目地もすぐに黒ずんできます。
人工大理石もキッチン回りやバスルームではシリコン系の目地剤が使用されているケースが多いですが、人工大理石の床タイルでは目地剤にセメント系が使用されているケースが多いので事前のコーティングがおすすめです。
天然大理石、吸水率1.0%以上の人造大理石、セメント系目地剤、駐車場やガレージの未塗装コンクリート床の防汚コーティングするならコテバケや受け皿もセットにした家庭用のコーティングキットを用意しております。
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人工大理石や吸水率1.0%未満の人造大理石は防汚コーティングは必要としませんが、全く汚れが付かないわけでは無いので、下記の情報を参考にMS511クリーン&リコートを使用して頑固な汚れが付いた時は汚れ落とし掃除しましょう!
【大理石の汚れ落とし】人工大理石製品の汚れ落としに関する注意点
人工大理石でもカレー粉、油性マジック、髪染めなどの汚れ落としは困難なため(下記の引用データ参照の事)、MS511クリーン&リコートを使用しての汚れ落としをおすすめします。
※研磨剤入りのクレンザーやメラミンスポンジを使用した場合汚れ落としができても艶が変化してしまう恐れがあるため。
デュポン・コーリアンなど一般的なアクリル樹脂製人工大理石の耐汚染性などの試験データです。
引用元:大日化成工業株式会社
【大理石の汚れ落とし】人造大理石と人工大理石の違いと品質
また、人造大理石や人工大理石にも素材やランクの違いがあり、それぞれ物理特性(耐汚染性、耐候性)は大きく違います。
人造大理石でもアクリル樹脂系とポリエステル樹脂系の違い、人工大理石と人造大理石の定義の違いなど右の記事が分かりやすいです。
引用元:株式会社RESTHOME
【大理石の汚れ落とし】素材の吸水率と汚れ落としの関係まとめ
上記の項目と説明から大理石の汚れ落としに関する下記の重要な点がお分かりいただけたと思います。
吸水率が高い素材 = 汚れも染みこみやすい
吸水率が低い素材 = 汚れは染みこみにくい
皆さんもおうちの水回り・キッチン・玄関まわりに使用されている素材の吸水率を把握した上で適切な対策と汚れ落としを行ってください。
大理石以外にも住宅に使用される建材の吸水率についてまとめた記事もありますのでご覧ください。
【水回りのコーティング】後悔しないために「気をつける」事
【大理石の汚れ落とし】汚れ落としに関するお問い合わせ
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