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弊社ではラストオリウム社のコンクリート床用塗料を主に取り扱っておりますが、コンクリート床のDIY塗装を検討中の方から良く頂くお問い合わせとして「〇〇〇メーカーのコンクリート床用塗料と比較してどうなの?」というものがあります。
そこで、良く比較対象としてお問い合わせを頂く下記3社のコンクリート床用塗料との比較をしました。
1.水谷ペイント「ボウジンテックス#2000」
2.染めQテクノロジー「染めQ床塗料」
3.アサヒペン「水性強力コンクリート床用塗料」
【コンクリート床塗装】各メーカーのコンクリート床用塗料比較表
先ずはラストオリウム社のコンクリート床用塗料と主要な日本メーカーのコンクリート床用塗料を「材料」「価格」「塗布可能面積」「車・バイク乗入れ可能時間」「耐久性(データ開示されている結果のみ)」「仕上がり」「推奨塗膜厚」「メリット」「デメリット」の各項目で一覧にした比較表をご覧ください。
各メーカーのコンクリート床用塗料「材料」について
車やバイクの乗り入れが可能、倉庫や工場での使用可能など、耐久性の高い塗料は全てエポキシ系塗料です。
※お問い合わせの多いコンクリート床用塗料の中でアサヒペンの「水性強力コンクリート床用」のみアクリル樹脂系塗料で、重量物が通行するコンクリート床には不向きとなっています。
各メーカーのコンクリート床用塗料「価格」「塗布可能面積」について
塗布可能面積の平米当たり塗料単価で比較すると、アサヒペンの水性強力コンクリート床用が約400円/㎡と一番安く、エポキシシールド・プレミアムクリアコーティングキットが約1,700円/㎡と一番高いです。
求める条件(直射日光が当たるかどうか、耐久性はどの程度必要か、お洒落さを求めるかどうかなど)によって、どのコンクリート床用塗料を選択するかの判断基準にしましょう。
例えば、エポキシシール・コンクリートフロアペイントは塗布可能面積の平米当たり塗料単価は約450円/㎡とアサヒペンの水性強力コンクリート床用塗料と同等の価格でありながら「直射日光が当たる場所にも使用できる」「車やバイクの乗り入れが可能な場所にも使用できる」条件をクリアしますし、一液水性アクリリックエポキシ樹脂塗料でDIY初心者でも簡単に塗装できるコスパと汎用性に優れています。
各メーカーのコンクリート床用塗料「耐久性」について
まずアサヒペンの水性強力コンクリート床用はメーカーサイトを確認しても耐摩耗性や耐衝撃性や硬度に関する試験データは見つけられませんでした(2025年9月現在)。
次に染めQテクノロジーの「染めQ床塗料」は、密着・付着性能の高さに特化した塗料のためメーカーサイト上で開示しているデータは密着・付着性能に関するものだけでした。
耐摩耗・耐衝撃・密着性能に関する基準の試験データを開示しているのはラストオリウム社のコンクリート床用塗料と水谷ペイント「ボウジンテックス」のみとなりました。
※1㎏の圧力をかけた研磨剤(粗いサンドペーパーのようなパッド)を1000回転させた時に、どの程度の塗膜が消失するかという国際的にも標準的なコンクリート床用塗料の塗膜強度を調べる試験です。
エポキシシールド・プレミアムクリアコーティングキットが最も耐久性が高く、次がボウジンテックスという結果になります。
※エポキシシールド・プレミアムクリアコーティングキットは上記の試験で塗膜が40%前後しか消失しないという結果。
一液のエポキシシール・コンクリートフロアペイントやエポキシシール・クリアシールも試験をクリアしており(上記の試験で塗膜は残存する結果)、車やバイクの乗り入れするガレージや駐車場床に使用可能な事が試験データからも読み取れます。
各メーカーのコンクリート床用塗料「推奨塗膜厚」について
アサヒペンの水性強力コンクリート床用とボウジンテックス#2000は推奨塗膜厚がメーカーサイトで見つけられなかったのですが、各社の動画を見ると薄膜タイプに属すると思います。
推奨塗膜厚が厚くなればなるほど、プロの塗床専門業者さんでないと仕上げられません。
※推奨塗膜厚が1㎜(1000ミクロン)くらいになると塗装にコテが必要になってくるの熟練した技術が必要になってきます。
比較表に掲載しているコンクリート床用塗料は全て薄膜仕上げの塗料になりますので、塗装ローラーでしっかりと塗り伸ばせば自然と推奨塗膜厚に仕上がります。
※推奨塗膜厚100ミクロン(0.1㎜)の場合、1万円札などの紙幣の厚みがだいたい0.1㎜となります。
※塗装業者さんは膜厚計を使用して塗膜厚を確かめながら塗装しますが、1万円前後しますのでDIY塗装の場合で薄膜仕上げの場合は、感覚的にしっかりと薄く塗り伸ばせば大丈夫です。
各メーカーのコンクリート床用塗料「メリット」「デメリット」について
直射日光が当たる場合:屋外の駐車場床、屋内ガレージでも開口部が広く直射日光が内部によく当たるようなケースでは、エポキシシールシリーズ一択となります。
アサヒペンの水性強力コンクリート床用も屋外に使用できますが、クルマやバイクの乗り入れがなく、大型の棚や什器を置く場合は使用を避けましょう。
耐久性が必要となる場合:シンナーなどの有機溶剤をこぼす可能性がある場合にはボウジンテックスかエポキシシールド・プレミアムクリアコーティングキットを使用しましょう。
DIYの方にはエポキシシールシリーズがおすすめです。失敗した場合にタッチアップ補修や一部の塗り直しが簡単にできますし、余った塗料を保管しておけば補修時に再利用できます。
お洒落さが欲しい場合:デコレイティブチップス(全4色)を使用すれば、比較表に掲載の全ての塗料をお洒落な感じに装飾できます。
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