【コンクリート床のDIY塗装】「劣化」「凍害」「中性化」「塩害」対策のために

ガレージコンクリート床の未塗装時 ペイント・塗装
有孔ボードを「チョークド・ウルトラマットペイント」チャコール色でDIY塗装 

ガレージ・コンクリート床の塗装を「おすすめ」する理由は、「コンクリート床をお洒落にする」という、デザイン性UPや美観UPの為だけではありません。

コンクリート床の「劣化」や「損傷」を抑制し、永く美しい状態を保つためでもあります。

しんじ
しんじ

皆さんも、近所を散歩しているとボロボロに劣化・損傷した
駐車場やガレージのコンクリート床を目にする事があると思います。

未塗装のコンクリート床は比較的短期間で劣化・損傷する可能性が高くなります。

【DIY】コンクリート床の劣化の種類・原因

コンクリート床が劣化する原因はいくつかあります。

その1「凍害」
コンクリートが未塗装の状態のままだと、コンクリート内部に水分が入りやすくなります。
その内部に存在する水分が凍結と融解(膨張と収縮)を繰り返すことで、コンクリートに負担を与え、ひび割れ・クラックや表面の剥離が生じます。

しんじ
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要するに「凍害」は水分が原因なので、その水分が内部に入らないように
塗装によって遮断すれば、ひび割れ・クラックや剥離を抑制できます。

その2「アルカリ骨材反応による劣化」
コンクリートはセメント,砂,骨材,水の組成からなっています。
その内、骨材が塩分と反応しやすい成分の場合に塩分と水が反応する事により、膨張反応を起こし、その負担によりコンクリート床にひび割れ・クラックを起こすことがあります。

しんじ
しんじ

海に近い場所にある駐車場やガレージのコンクリート床の劣化が早いのは
これが原因の場合が多いです。
屋内のガレージハウスやビルトインガレージも海に近い場合は油断大敵です。

その3「中性化」
コンクリートは打設から30日程度経過した段階で本来の強度を発揮します。
その時点でコンクリートのアルカリ性はpH12から13程度になりますが、空気中の炭酸ガスと触れることにより、徐々に表面から中性化が進行します。
中性化が進行して、内部まで中性化すると鉄筋がある場合は腐食が生じやすくなります。

しんじ
しんじ

コンクリート床内部に鉄筋などの金属が入っている場合は注意です。
「水」や「炭酸ガス」を遮断する事が必要です。

その4「塩害」
海の近くのガレージや駐車場はもちろん、降雪地域で融雪剤や凍結防止剤を撒く場合も塩害に注意しましょう(融雪剤や凍結防止剤には塩分が含まれています)。
塩分が直接内部に浸透してしまうとコンクリート床内部がアルカリ性を保った状態であっても内部の鉄筋を腐食させてしまう可能性があります。

しんじ
しんじ

その3「中性化」と同様ですが、コンクリート床内部に鉄筋などの金属がある場合は、塩害は大敵です。

【DIY】コンクリート床塗装の必要性

液体の水が浸透していくようなコンクリート床でなくとも、未塗装のコンクリート床は水蒸気が透過していきます。

よって、未塗装のコンクリート床は前項で紹介したような劣化がより早く進行する事は避けられません。

コンクリート床も塗装によって水分が侵入する事を防ぐ事が「永く美しく」維持するために必要です。

しんじ
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屋内外どちらにも塗装でき、簡単にDIY塗装できる一液水性アクリリックエポキシ樹脂塗料の「エポキシシール・コンクリートフロアペイント」おすすめです♪

コンクリート床のDIY塗装初心者の方へ

【おすすめする3つの理由】

(1)失敗してもやり直しができる!

DIYでガレージ床や駐車場床を塗装した際の失敗の多くは「下地処理が十分でないため塗装後にクルマやバイクのタイヤが乗る部分だけ塗膜が剥がれる。」です。
一液水性アクリリックエポキシ樹脂塗料を使用すれば、もし失敗してもその部分だけ下地処理やり直して再塗装する事が可能です♪
エポキシシール・コンクリートフロアペイント」、「エポキシシール・クリアシール」は余った塗料を密閉し直せば保管できるので、将来的に剥がれた部分だけの補修にも使用できます。
コンクリート床塗装前の下地処理方法については下記の記事をご覧ください。
【駐車場・ガレージ床塗装】こんなコンクリート床に塗装しないように

(2)エポキシ塗料と同等の耐久性&直射日光の当たる場所にも使用OK!

ラストオリウム社独自の技術であるアクリリックエポキシ樹脂は一般的なエポキシ塗料と違い直射日光が当たっても黄変しません。
エポキシシール・コンクリートフロアペイント」、「エポキシシール・クリアシール」は安心して屋外の駐車場床や開口部が広くて直射日光がよく当たるガレージの床にも使用できます。
コンクリート床用塗料として人気のメーカー・塗料の比較表も用意しておりますので、ご検討中の方は下記の記事をご覧ください。
【コンクリート床塗装】各メーカーのコンクリート床用塗料を比較

(3)焦らずにゆっくりと簡単に塗装できる!

エポキシシールドなどの二液塗料は主剤と硬化剤を混ぜてから塗装しますが徐々に硬化していくのでポットライフ(二液を混ぜてから塗装できるまでの時間)が設定されており、その範囲内で塗装を完了する必要があります。
エポキシシールドを例にとると25℃の条件下で1時間以内に塗装を完了させる必要があります(もっと暑いとさらに短くなります)。
その点、一液水性アクリリックエポキシ樹脂塗料は塗料内部の水分が揮発するまでは塗装できますので、数時間かけて慎重に塗装する事ができます。
塗装に不慣れな方や広い面積を塗装したい方には特におすすめです。

【こんな事もできます♪】

工夫すれば低予算でもお洒落&頑丈なコンクリート床塗装できます

耐久性の低いコンクリート床用塗料(ホームセンターで売られているアクリル樹脂やウレタン樹脂塗料)でも「エポキシシール・クリアシール」を上塗りすればエポキシ樹脂塗料と同等の耐摩耗性と耐衝撃性を塗膜に付与できます。
また塗装時に「デコレイティブチップス」で装飾すれば簡単にお洒落な床に塗装できます。
下記の記事はホームセンターで販売されているアサヒペンの「水性強力コンクリート 床用塗料」にデコレイティブチップスで装飾塗装したものです。

素っ気ないコンクリート床の駐車場が簡単におしゃれ床に出来る満足度高めのDIY – makit(メキット)by DIY FACTORY

※ホームセンターで販売されているアサヒペンの「水性強力コンクリート 床用塗料」はアクリル樹脂塗料でクルマやバイクなど重量物が入るガレージや駐車場床には不向きですが、エポキシシール・クリアシールを上塗りする事で大幅に耐久性を向上させ車やバイクの乗り入れが可能になります。

コンクリート床塗装に初めてチャレンジする方には、この方法をおすすめします!
下記のDIYチャレンジ動画もご覧ください♪

【DIY】塗装前の表面処理も重要です

未塗装のコンクリート床に塗装する場合は、耐久性の高い塗料を選ぶだけでなく、塗装前の表面処理も大事です。

しんじ
しんじ

塗装前の表面処理」は、塗装作業そのものよりも重要です。

これをおろそかにすると、どんなに良い塗料を塗装しても塗膜剥離などのトラブルが発生します。

【塗装前の表面処理について】

洗浄作業:高圧洗浄機やデッキブラシを用いて、表面の汚れを完全に除去しましょう。油やグリースが染み込んでいる場合は専用の洗剤を使用しましょう。

酸エッチング:未塗装コンクリート床の表面は強アルカリ性(pH12-13)のため、強アルカリ性に耐えうる耐アルカリ性の塗料を使用するか、表面を酸エッチングと呼ばれる処理で中性化してから塗装する必要があります。
クリーン&エッチング」は、アメリカのDIY塗装市場で広く使用されている酸エッチング剤で、強アルカリ性のコンクリート床表面を中和するだけでなく、コンクリート床表面の孔を広げ、且つ表面に残存しているセメント成分や骨材成分を除去する事ができます。

プライマー:更に塗料とコンクリート床表面の密着を向上させるためにプライマーを塗布しましょう。
プライマー「ロックダウン」は塗料とコンクリートの密着を向上させるだけでなく、未塗装の吸い込みの激しいコンクリート床の吸い込みを抑制して、塗装の仕上がりをより美しくする事ができます。

さらに詳しい情報を「動画」や「記事」でご覧になる事ができます♪
ホームボディ公式YouTubeチャンネルはこちら
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しんじ
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屋内の「ガレージハウス」や「ビルトインガレージ
屋外の「駐車場」や「ガレージ

それぞれの一連のDIY塗装作業を確認する事もできます♪

【コンクリート床掃除】塗装までしたくない人は簡単にできるコーティングがおすすめ

ホームボディでは、コンクリート床・タイル床・大理石床を簡単にDIYでコーティングできるラストオリウム社「MS511浸透性シリコンコーティング」も取り扱っております。

未塗装コンクリート床に塗布する事でコンクリート内部に浸透し、汚れや水が染み込むのを防ぐため日常のお掃除が時短できます。
※浸透性コーティング剤なので既に塗装してあるコンクリート床には効果を発揮しません。未塗装コンクリート床の防汚・防水コーティング剤としてご使用ください。

家庭用サイズの「MS511浸透性シリコンコーティング」で10㎡~45㎡(473ml。素材の浸透度合いにより変動)の面積をコーティングできます。
※業務用サイズの「MS511浸透性シリコンコーティング」で20㎡~90㎡(946ml。素材の浸透度合いにより変動)

MS511浸透性シリコンコーティング」は下記のような特長があるので、誰でも簡単にコーティングできます。
◆透明クリアなので、塗りムラの心配はありません。
◆浸透性コーティング剤なのでコンクリート床の艶を変化させず、艶ムラの心配はありません。
◆浸透性コーティング剤なので防汚効果・防水効果が長期間持続します。
 ※ラストオリウム社の促進試験で約20年間効果が持続する検証結果
◆滑り止め効果も同時に発揮するので、コンクリート床が滑りにくくなります。

予算6,000円(コーティング作業に便利なコテバケセットを入れても8,500円)で10-45㎡のコーティングができますので「塗装はハードル高いな」と考えている方にもおすすめです。

【DIY】コンクリート床の塗装に関するお問い合わせ

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