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フローリングや家具補修を行う際、特に「充填材を埋めて面出しした後の着色補修作業・木目描き作業」「色落ちの着色補修作業」する際には補修用の着色剤を使用します。
下図のような色彩理論(カラーホイール)を常にイメージしながら色合わせを行う事で、最適な色を最短で作り出す事ができます。
【家具&フローリング補修】基本は「三原色」
全ての色は赤色、青色、黄色の3つの原色を元にしています(白以外)。
この3色を三原色と言います(英語ではプライマリーカラー(Primary Color)と言います)。
三原色は、他の色から作ることができないので、この3色を基本の色と考えてください。
補修材も基本は赤・青・黄・白があればどのような家具・フローリングの色も作り出せるという事です。
【家具&フローリング補修】「等和色」とは
等和色とは原色を同量ずつ混ぜ合わせた色からできる、紫色、緑色、オレンジ色のことを指します
(英語ではセカンダリーカラー(Secondary Color)と言います)。
赤と黄を同量ずつ混ぜるとオレンジ色になり、そこに青や緑などを混ぜていくと木調の色(茶系色)になってきます。
【家具&フローリング補修】「三次色」「四次色」とは
等和色同士を混ぜると「三次色」、三次色同士を混ぜると「四次色」となり、カラーホイールの種類によっては、そこまで表しているものもあります。
【家具&フローリング補修】茶色の作り方
家具やフローリングに多い茶系色は、「等和色」や「三次色」を作った上で、その色に含まれていない原色を混ぜる事で作成できます。
例えば、「紫色(赤と青を混ぜて作成)」に対して、紫色に含まれていない原色である「黄色」を混ぜると茶色になります。
茶色は「三次色」を選んだ上で使用する三次色に含まれていない原色を混ぜる事で作り出す事ができます。
その時には、「暖色系の色の配合率を増やすと暖かみのある茶色」「青や緑などの寒色系の配合率を増やすと暗いくすんだ感じの茶色」になります。
【家具&フローリング補修】「補色」は色合わせの微調整に使用
「補色」とはカラーホイールの対角線にある色同士の事です。
例えば「黄色」と「青色」は補色同士の関係になります。
補色同士は、それぞれお互いの色を打ち消す効果がありますので、それを利用して着色補修時の色の微調整に活用します。
例えば、作成した茶色の「黄色味」が強すぎるので、それを消したい場合は「青系」の色を混ぜる事で「黄色味」を抑える事ができます。
下の補修作業動画(フローリング色落ちの着色補修)では、最終的に赤みを消すために緑系の着色剤を使用する事で色合わせを行っています。
下の動画は「カラーパウダーを使用した着色補修」がご覧いただけます。
家具・フローリング補修に使用する着色剤ページはこちら
【家具&フローリング補修】「彩度」の調整には白・黒・灰色を使用
色味が合ってきても、「もうちょっと明るい感じ」「もうちょっと暗い感じ・くすんだ感じ」が欲しい時があります。
そのような「彩度」を調整したい場合には、
・明るくしたい時は「白」
・暗くしたい時は「黒」
・暗くしたいが慎重に行いたい時は「灰色」
を使用してください。特に「黒」はとても強い色のため少し混ぜただけでも「彩度」が大きく変化しますので、微調整の場合は「灰色」の使用をおすすめします。
「灰色」の作成も、作った色の類似色に補色を混ぜた「灰色」を作成した方が微調整が行いやすいです♪
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