目次
家具やギターなどのラッカー塗装方法を全工程まとめました。
使用している材料は、家具やギターなど弦楽器など木工製品用塗料の製造・販売で高い評価を得ている玄々化学工業の塗料となります。
※今回ご紹介する塗装の仕方は、家具はもちろんギターなど弦楽器(木工製品)におすすめの方法です。
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【家具の塗装】素地調整・下地調整(ラッカー塗装の仕方)
基本的にはサンドペーパー#180~220を使用します。
手作業、もしくはサンダーを使用します。
サンダーを使用した方が作業効率は高いですが、家具工房・家具修理業者さんでは繊細な作業が必要な場合には敢えて手作業で行う場合もあります。
【家具の塗装】下塗り(ラッカー塗装の仕方)
塗りつぶし仕上げの場合はサフェーサーを使用します。
サフェーサーを適切な量のシンナーで希釈してスプレー吹き付けや刷毛塗りで塗布します。
使用材料:ピュアラッカーサフホワイト100に対して、ピュアラッカーシンナーを80-100で希釈して使用します。
塗布量(1回):120g~150g/㎡
塗り重ね乾燥時間:1時間以上
【家具の塗装】研磨(ラッカー塗装の仕方)
サンドペーパー#220-320で、表面が適切な滑らかさになるまで研磨します。
【家具の塗装】中塗り(ラッカー塗装の仕方
サンディングシーラーを適切な量のシンナーで希釈して、スプレー吹き付けや刷毛塗りで塗布します。
使用材料:ピュアラッカーサンジングシーラー100に対して、ピュアラッカーシンナーを80-100で希釈して使用します。
塗布量(1回):80g~100g/㎡
塗り重ね乾燥時間:1時間以上
【家具の塗装】研磨(ラッカー塗装の仕方)
サンドペーパー#400で、表面が適切な滑らかさになるまで研磨します。
【家具の塗装】上塗り(ラッカー塗装の仕方)
素地や木目を活かす場合は、ラッカークリア塗料にステイン系着色剤を混合した上で塗装します。
使用材料:ピュアラッカーフラットに対してバンチャクを2-5%添加してスプレーします。
塗布量(1回):60g~80g/㎡
塗り重ね乾燥時間:2時間以上
※木地着色も行う場合は、ワイピングベースにバンチャクを5~10%添加し、刷毛塗り後拭き取ります。
※塗りつぶし塗装の場合は、木部用ラッカーエナメル塗料(L8ラッカーエナメル)を使用します。
【家具の塗装】高温多湿時などの注意点(ラッカー塗装の仕方)
高温多湿時にブラッシング現象が発生する場合はリターダーを 10%混入して下さい。湿度が 80%を超える場合は、リターダーを 10~20%混入して下さい。
使用材料:ピュアラッカーフラットに対してリターダーを 10%混入して下さい。湿度が 80%
を超える場合は、リターダーを 10~20%混入して下さい。
【ブラッシング現象とは】
塗膜に空気中の湿気分が閉じ込められ、塗膜が白濁する現象です。
【家具の塗装】ラッカー塗装に必要な材料まとめ
塗りつぶし塗装仕上げ(木地を隠蔽する塗装)の場合、木地を活かした塗装仕上げ(染料系着色剤を使用して木地や木目を活かした半透明の塗装)の場合、それぞれに必要な材料をまとめました。
塗りつぶし塗装仕上げの場合:
木地を活かした塗装仕上げの場合:
その他に必要に応じて使用する材料:
リターダー
※高温多湿時にブラッシング現象を抑える場合
【家具の塗装】ラッカー塗装の仕方に関するお問い合わせ
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